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溶連菌

溶連菌とは

溶連菌(溶血性連鎖球菌、Streptococcus pyogenes)は、主に咽頭炎や皮膚感染症を引き起こす細菌感染症です。

のどの痛みや発熱、舌のイチゴ状のブツブツ、発疹等を引き起こし、主に飛沫感染や接触感染によって広がります。

A群溶血性レンサ球菌による咽頭炎が代表的ですが、皮膚の感染症(とびひ等)や、まれにリウマチ熱、急性糸球体腎炎、重症な劇症型感染症(STSS)等の合併症を引き起こすことがあります。

抗菌薬による早期治療が重要で、抗生剤内服後24時間ほどで感染力はほぼなくなります。
特に子どもに多くみられますが、成人でも発症します。

症状

主な症状は以下の通りです。

  • 喉の痛み
  • 38℃以上の発熱
  • 嚥下痛
  • 扁桃の赤みや白い膿
  • 首のリンパ節の腫れ

加えて、猩紅熱の場合は細かい赤い発疹や「イチゴ舌」と呼ばれる舌の赤いブツブツがみられます。
その他、頭痛・腹痛・嘔吐は特に子どもに多い症状です。

潜伏期間と感染経路

潜伏期間は2~5日であり、感染は咳やくしゃみによる飛沫感染や、共有物や手を介した接触感染で広がります。
特に学校や保育園等、集団生活の場で流行しやすい特徴があります。

治療

抗菌薬

ペニシリン系(アモキシシリン等)の抗菌薬を服用することが中心となり、標準的な治療期間は10日間です。最後までしっかり飲み切ることが非常に重要です。

対症療法

症状緩和のために解熱剤やうがい、十分な休息や水分補給も大切です。
抗菌薬の服用により、症状は通常2~3日で改善しますが、合併症予防のため必ず最後まで続ける必要があります。
解熱すれば抗生剤を服用中でも登園・登校は可能です。

合併症

中耳炎や副鼻腔炎、とびひ等の急性症状が生じることがあります。
まれにリウマチ熱(心臓や関節の障害)や急性糸球体腎炎(腎臓障害)等、重い後遺症を引き起こすこともあります。

これらの合併症は抗菌薬を用いた適切な治療により予防が可能です。

予防と健康管理

溶連菌に対するワクチンは現在ありません(2025年9月時点)。
日常生活では手洗いやマスク、咳エチケットを徹底し、感染者との食器やタオルの共有を避けることが重要です。

診断

診断には、喉の拭い液を用いた「迅速検査」があり、数分で結果が得られます。
確定診断には、喉の細菌を培養する「培養検査」を行う場合もあります。

注意点

溶連菌は感染力が強く、家族内や集団生活の場で広がりやすい特徴があります。
無症状の保菌者も存在し、感染源となり得ます。再発や再感染も起こり得るため、症状が再び現れた場合は再度の検査が必要です。

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