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慢性頭痛

慢性頭痛とは

慢性頭痛とは、小児を含む幅広い年齢層で認められる、原因となる器質的疾患がないにもかかわらず、反復性または持続性の頭痛が長期間(通常3ヶ月以上)続く状態です。

ストレスや生活習慣の乱れ等が誘因となり、日常生活への支障をきたすことがあります。

小児の慢性頭痛は学業や生活、心理面に影響が出ることがあり、適切な診断と管理が重要です。

主な特徴

慢性頭痛は、国際頭痛分類第3版(ICHD-3)では、1ヶ月に15日以上、3ヶ月以上頭痛が続く場合を指します。
小児では片頭痛・緊張型頭痛・慢性連日性頭痛(CDH)が中心ですが、痛みの表現が曖昧になりやすい傾向があります。

一般的に生命予後に影響することはほとんどありませんが、警告サインがあれば注意が必要です。

原因

片頭痛(Migraine)

遺伝的要因や、ストレス・睡眠不足・特定食品(チョコレート・カフェイン)・ホルモン変化・脱水・強い光や音が誘因です。

緊張型頭痛(Tension-type Headache)

ストレス・姿勢不良(長時間スマホ等)・睡眠不足・筋緊張、心理的要因が関係します。

慢性連日性頭痛(Chronic Daily Headache)

片頭痛や緊張型頭痛の頻度増加や、鎮痛薬の過剰使用による薬物乱用頭痛も含みます。

その他

脳腫瘍・髄膜炎・脳圧亢進・眼科的問題・副鼻腔炎等がまれに原因となります。
また、生活習慣(不規則な食事・睡眠・運動不足)も影響します。

症状

片頭痛

ズキズキする痛み(片側または両側)、吐き気・嘔吐・光音過敏。小児では腹痛・めまいもあり、持続は数時間~1日(小児では短い場合も)です。

緊張型頭痛

締め付けられるような痛み、肩こり・首こりを伴い、吐き気や光過敏は少ないです。

慢性連日性頭痛

ほぼ毎日頭痛があり、片頭痛・緊張型両方の特徴が混在します。

小児特有

学校欠席・集中力の低下・気分変化などがみられ、頭痛表現が曖昧(例:気持ち悪い・疲れた等)です。

診断

問診で症状、頻度、性質、誘因、随伴症状を確認し、神経学的診察で異常がないか確認します。

警告サイン(激しい頭痛、夜間・早朝発症、悪化、神経症状、発熱、体重減少等)があれば脳MRI・CT等の検査が必要です。
頭痛日記で発作頻度・誘因を記録すると診断に役立ちます。

治療

生活習慣の改善

頭痛の管理は、まず生活習慣の改善を心がけることが大切です。頭痛の予防や改善に役立ちます。

  • 規則正しい睡眠を7~9時間確保する
  • 食事の時間を一定に保つとともに、十分な水分摂取を心がける
  • カフェインや添加物の摂取は必要最小限として控える
  • ストレス管理:リラクゼーション法(例:ヨガ)や趣味の時間を持つことで心身の緊張を和らげる
  • 適度な運動を取り入れることで筋肉の緊張を緩和する

薬物療法

頭痛の種類や症状に応じて、以下のような薬物療法を検討します。

急性期治療

片頭痛には、イブプロフェンやアセトアミノフェンが用いられます。
これらは医師の指示のもとで使用してください。また、トリプタン系薬剤は思春期以降で検討されることが多いです。

緊張型頭痛には鎮痛薬が有効ですが、過剰な使用は避ける必要があり、乱用は控えるようにします。

予防薬

予防薬は、頭痛の頻度が高い場合や重症例に用い、片頭痛の予防にはプロプラノロールやアミトリプチリン等が選択されます。

緊張型頭痛の予防には、薬物よりも心理療法やリラクゼーション法を優先します。鎮痛薬乱用による頭痛を防ぐためには、鎮痛薬の使用を週2~3回以内に抑えるのが理想です。

このように、生活習慣と薬物療法の両面からバランス良く管理することが、慢性頭痛の改善と再発予防につながります。

心理的アプローチ・環境調整

当院未対応ですが、認知行動療法・バイオフィードバック等で支援可能です。
学校・家庭では試験等のストレス軽減も重要です。視力矯正(眼鏡が必要な場合)・姿勢改善(例:スマホ首対策)も合わせて行いましょう。

予後

小児の慢性頭痛は生活習慣や薬物療法等、適切な管理により軽減する場合が多いです。
思春期以降に改善することもありますが、ストレスや生活習慣次第では持続するケースもあります。

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