アデノウイルス
アデノウイルスとは
アデノウイルスは、呼吸器や消化管、目等に感染し、発熱や咳だけでなく胃腸炎や目の症状も引き起こすウイルスです。
50種類以上の型があるため、何度も感染することがあり、特に子どもは重症化しやすい傾向があります。
感染は飛沫感染や接触感染で広がり、集団生活の場では注意が必要です。現在、特効薬はなく、治療は水分補給や安静等の対症療法が中心となります。

症状
呼吸器感染では鼻水や咳、喉の痛み等の風邪症状に加えて発熱や気管支炎を起こすことがあります。結膜炎は目のかゆみや充血、目やにが特徴です。消化器症状として、嘔吐・下痢・腹痛があり、特に小児に多くみられます。
感染部位によって異なる病名
- 咽頭結膜熱(プール熱):高熱、のどの痛み、咳、目の充血、目やに
- 胃腸炎:おなかの痛み、嘔吐、下痢
- 流行性角結膜炎(はやり目):目の痛み、充血、目やに
潜伏期間
潜伏期間は2~14日と幅がありますが、ウイルス型や感染部位によって異なります。
感染経路
主な感染経路は飛沫感染と接触感染で、手や共有物、プールでの水を介してうつることもあり、消化器症状では糞口感染が関与する場合もあります。
流行は通年みられますが、夏場にはプール熱として保育園や学校で集団感染が多発する傾向です。
合併症
脱水や体力消耗が起こることがあり、結膜炎が長引くと角膜混濁のリスクもあります。
診断
迅速検査やPCR検査が用いられるほか、症状や流行状況から判断されることもあります。
治療
現在、特効薬はなく、休息や十分な水分摂取、発熱時の解熱剤、結膜炎に対する点眼薬等、対症療法が基本です。
多くの場合、自然に軽快しますが、結膜炎や呼吸器症状が長引くときは医療機関の受診が望ましいです。
さらに、プール熱やはやり目と診断された場合は登園・登校禁止となり、期間は疾患の種類によって異なります。
予防と健康管理
手洗いやうがい、消毒の徹底に加え、マスクでの飛沫感染対策が効果的です。プールではタオルを共有せず、目を直接触らないよう注意しましょう。
日本では、一般向けのワクチンは承認されていません(2025年9月時点)。
注意点
アデノウイルスは感染力が非常に強く、保育園や学校、プール等の集団生活の場で広がりやすい特徴があります。
夏季にはプール熱の発生が増えるため注意が必要です。また、特に咽頭結膜熱は溶連菌感染症との区別が重要です。
所在地
〒601-8303
京都市南区吉祥院西ノ庄西中町12
吉祥院ウェルビーイングテラス3F
休診日
水曜・日曜・祝日
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